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こやまこいこトークイベント公開<海老名中央市立図書館>

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こやまこいこさんトークイベント&似顔絵会

2019年5月11日
場所:海老名市立中央図書館 蔦屋書店 イベントスペース

当日来場できなかった方のために、
当日のトークイベントの様子を掲載します。ご覧ください。

登壇者
こやまこいこ【写真 右】
板東さん(海老名市立中央図書館 蔦屋書店)【写真 左】
ユヒコ(株式会社コルク・こやまこいこ担当編集)【写真 中央】

 

板東:本日ご登壇いただいておりますのが、こやまこいこさんでいらっしゃいます。

こやま:こんにちは。よろしくお願いします。きょうは来ていただき、ありがとうございます。

板東:お隣に座っていただいているのが、こいこさんのマネジメントを担当されている株式会社コルクの仲山優姫さんです。

ユヒコ:「ユヒコ」の名前でTwitter更新しています。こいこさんの編集を担当しています。よろしくお願いします。

板東:ユヒコさんはこいこさんとご家族ぐるみでおつきあいをされていらっしゃいます。編集もご担当されています。日頃のおふたりのお話を交えて進めていきたいと思います。

板東:こいこさんのプロフィールを改めてご紹介させていただきます。みなさんのお手元にもプロフィールを用意していますが、こやまこいこさんは元々イラストレーターとしてお仕事をスタートされたんですね?

こやま:そうですね。イラストレーターをする前に、雑貨をつくって雑貨屋さんに置いていただいていました。京都にこども図書館という場所があり、そこで『お知らせ新聞』というのを自分のイラストと文字で書いていました。

その時にイラストで伝える楽しさを知って、雑貨をつくるよりもイラストのほうが自分に合っているんじゃないかと・・・それでなんとなくイラストに移っていきました。

板東:こいこさんの旦那さまである小山宙哉さんが漫画を描いていらっしゃいますが、そこからつながって、こいこさんも漫画を描きはじめたのですか?

ユヒコ:そうですね。小山宙哉さんは『宇宙兄弟』という漫画を描いていて、私が担当していました。その頃(2015年頃)、こいこさんは絵本を描いていましたよね?

こやま:はい、絵本や児童書のカットイラストの仕事をずっとしていて。漫画を描いているわけではありませんでした。

ユヒコ:流れの中で、本当に流れだったんですけれど、『宇宙兄弟』のムック本が出版されるときに、漫画を描くスペースがあったんです。

こいこさんに偶然お会いしたときに「漫画、描いてみます?」と言ったら、ほんわかと「はい〜」、と。「無理です〜」というようなことはおっしゃらずに、本当にのんびりとした感じで「はい〜」という感じのお返事をいただいて。

こやま:自分がよく知っている夫のことなので、夫のことであればふだんの生活を描けるかなぁと思って、描いてみたら意外と描けたんです。こういうふうに描くこともできるんだなという発見がありました。

そこからはじめまして…。

漫画を描くということがすごく楽しかったので、ユヒコさんと一緒に漫画をつくっていきたいなあという気持ちでスタートしました。

板東:『スキップするように生きていきたい』が最初の作品ですね。このときからこいこさんとユヒコさんはご一緒にお仕事をされているんですね?

ユヒコ:はい。そうですね。そのときから一緒にお仕事をしています。

板東:今回の当館のフェアでも『スキップするように生きていきたい』のパネルを展示させていただいています。この作品の制作のきっかけになったのは、どのようなことがあったのでしょうか?

こやま:ムック本で夫の漫画を描かせていただいたあと、じゃあ、なにか別の主人公をつくって漫画を描いていきましょうということになって、自分自身にいちばん近い主婦という登場人物をつくってネーム(漫画の下書き)を描いていこうということになりました。

ユヒコ:まずは描きたいことを箇条書きにして・・・当時、KADOKAWAの編集者の松田紀子さん(現在はレタスクラブの編集長)もまじえて3人で打ち合わせをしていたときに、こいこさんが箇条書きで「ごはんを描きたい」と。

こやま:ごはんの場面が出てくるイラストが大好きで。私自身が疲れたときにも、ごはんの場面が出てくる本を読んですごくリフレッシュできるので。もし描くのであれば、私の身近な、食べものを食べているひとを描きたい…そういう感じでぴりこが生まれてきました。

板東:『スキップ〜』は、こいこさんの具体的な「描きたい」というものから始まっていったんですね。

こやま:そうなんです。何を描きたくて何を描けるのかな..って、自分のなかをすごく分析して。

ユヒコ:分析して出てきたのが、ぴりこでしたよね。

こやま:ぴりこを動かすためには、何コマだと伝わりやすいのかな…というので、4コマ(×4=16コマのスタイル)になりました。

 

(↑ スキップはこちらから読めます)

 

板東:きょう会場にお越しいただいている方は、こいこさんのことをよくご存知でいらっしゃる方も多いと思うんですが、こいこさんのInstagramやTwitterをフォローしてくださっている方はどのくらいいらっしゃいますか?(来場者、挙手)…ありがとうございます。

『スキップするように生きていきたい』は、毎月1回、10日に、北欧の生活雑貨を取り扱うECサイト「SCOPE」に掲載されているんですよね。

こやま:はい。毎月、ぴりこの新しいお話が掲載されるので、ぜひ読んでください。

板東:SCOPEでの連載は、みなさん、ご覧いただいていますか?SCOPEでの連載が始まったのは、いつからでしょう?

ユヒコ:そうですね、3年ほど前でしょうか(註:2016年9月10日が第1回の掲載)。

板東:SCOPEでの掲載のあとに、書籍化されたんですね。

ユヒコ:はい。SCOPEさんとの出会いは、不思議な始まり方でしたね。

こやま:最初はSCOPEさんとはまったく関係なく、ただ、ぴりこのお話を描いてました。じゃあどこに載せようかというお話の途中で、コルクの当時社長の佐渡島さんが、ぴりこのネームを読んで「土鍋が出てる。土鍋が出てるからSCOPEさんで扱ってる土鍋と合うんじゃないか」と。ある日突然SCOPEさんを紹介してくださったんです。

ユヒコ:SCOPEさんとこいこさんを打ち合わせの場でお引き合わせして、お話したら、とても話題が弾んで。価値観が合うというか。

こやま:何かひとつのものを大切にずっと使っていくという感じが、とても魅力的で…。SCOPEさんで売っているものを漫画のなかで描いているんですけれど、あまり商品説明にはならないように、ただ自然にわたしが家のなかで使っているようにぴりこも同じような雑貨を使ってくれればいいなあと思いながら描いています。

板東:SCOPEさんは北欧のすてきなお鍋だったり食器だったりを扱っていらっしゃるんですが、それらが漫画のなかにすごく自然に描かれているんですよね。

ユヒコ:気付いていない人もいるんじゃないかと。

こやま:気付かなくてもいいかな…と。

ユヒコ:ぴりこがけっこう面倒くさがりな主婦なのに、そんなおしゃれなものを使うの?という話を連載を開始した頃に話していました。…こいこさん覚えてます?

こいこさんはよく話したことを忘れちゃうから…。笑

ぴりこがいいものを使うのは、おばあちゃんから継承されていると、こいこさんから説明を受けました。ぴりこはふんわりした主婦だけれど、生活が丁寧な背景にはおばあちゃんの存在がある、と。そのお話を聞いたとき、私はすごい感動したんですよ。

板東:おばあちゃんというのは、こいこさんご自身のお母さんのことですか?

ユヒコ:いえ、作品のなかでのことで、ぴりこのおばあちゃん、レタス・ビネガーさん(正式名称:サミコ・B・レタス・ビネガー)ですね。

板東:『スキップ〜』の作品のなかに登場するおばあちゃんですね。

板東:『スキップ〜』はすてきなお話ばかりですけれど、登場させるアイテムを決めて描かれているわけではなく、こいこさんが描きたいものを描いていらっしゃるんですね。

こやま:そうですね。あと、季節をちゃんと感じながら描きたいというのがあります。こどもと過ごす行事だとか、季節ごとの雰囲気をすごく描きたいと思っています。

板東:『スキップ〜』のなかで、こいこさんのお気に入りのお話はありますか?

ユヒコ:わたしも知りたいです。

こやま:全部…好きなんですけれど…笑

単行本のいちばん最後に載っている「またねのドーナツ」は実際に友人が引っ越しをしたときのエピソードをもとにして描いているので、自分でも心に残っています。

板東「またねのドーナツ」第48話ですね。私もとても好きなお話です。第2話「納豆ごはんとおかずなし」と、この最後の第48話がリンクしているのも大好きで…オススメです。(註:SUSAN BIJLのエコバッグ。2話では使いこなせていなかったぴりこが、第48話では忘れずに持参して使えている。が、エコバッグ1つに入りきらない量の買いものをして結局スーパーのビニールバッグも使っている)

板東:会場のみなさんにもお聞きしてみましょう。
(来場者のおひとりに向けて)最初はどのように、こいこさんの作品を知ったんですか?

参加者1:最初はTwitterの次女ちゃんのお話だったと思います。『次女ちゃん』だと(単行本の)最後に出てくる入学式のお話が好きです。

こやま:わぁ…。ありがとうございます。

参加者2:僕もTwitter経由で、それからずっと見ています。ちょっと、質問よりは若干感想みたいになっちゃうんですけれど、姉妹のやりとりがほんわかしていて大好きです。次女ちゃんが主人公になっていますけれど、お姉ちゃんが好きで。お姉ちゃんの活躍を期待しています。お姉ちゃんのことも(作品に)まとめていただけると嬉しいです。

板東:あたらしいお話のなかにるーこちゃん(お姉ちゃん)が登場する予定はありますか?

こやま:Twitterで(家族の)いろんなことを描きはじめたときに、ちょうど長女が小学校5年生でした。最初は長女のことも描いていたんですけれど、学校でともだちに何かを言われて、それがちょっといやだったみたいで、あまり描かないでって言われて。
確かに5年生になると、悩みや、楽しいことが、小さいころとは違ってきて、生々しさのようなものがあって、ちょっとあまり描かないほうがいいかな…と思い(長女のことは)描いていません。

次女のほうも、なんとなく、「わたしはこんなまゆげじゃない」とか「わたしはこんなにまるくない」みたいなことを言い出して、「もし描くならおめめをおおきくしてほしい」というようなことになってきたので、ちょっと描けないかなあという年齢になってきました。

板東:あたらしいお話が生まれる可能性はありますか?

こやま:長女はすごく楽しくて魅力的なところがたくさんあるので、長女を長女として描くのではなく、なにかちょっと違うキャラクターにして、長女をモデルにしたファンタジーのようなものを描きたいなあと思っています。

ユヒコ:ちょうど打ち合わせも進めてはいるので、時間がかかる雰囲気は出ていますが…。

こやま:でも…。うん…、描きたい…。『次女ちゃん』とおなじくらいの熱量で描きたいなと思っています。

板東:楽しみに待ちたいと思います。ありがとうございます。

板東:ところで、きょうは次女ちゃんとるーこちゃんはどうされているんですか?

こやま:次女は午前中に習いごとがあって、夫が連れていって、夫もきょう原稿を描いているので、そのまま事務所に行って事務所で待っています。お姉ちゃんのほうも習いごとがあるので、ひとりで行って帰ってくる。ふつうの土曜日です。

ユヒコ:お弁当を朝から3つ作られたんですよね。さっき長女からLINEが来ていて、もうたべるねって。まだ11時なのに。笑

板東:少しお話を変えますね。こいこさんがふだん制作をされるときに、なにか大切にされていることはありますか?

こやま:大切にしていること。ええと…、児童書・絵本を描いているときに、ずっと難しさを感じていました。わたしが描きたいことをあんまり、こう、すうっと描けなかったんですね。

でも、漫画のかたちにしたときに、すごく自由度が高くて、わたしがやりたかったことが全部できるみたいな感覚になったので…、その最初の気持ちを大事に、そのまま描いています。

あと、最初に漫画を描き始めたときに、夫に「漫画を描こうと思うんだけど」と話をしたら、アドバイスをひとつくれて「とりあえずわかりやすく描けば合格点だから」と言われて、それを言われたときにものすごくしっくりきました。難しいことはわからないけれども、誰かに伝えたいと思って、わかりやすく描けばいいんだなあと思って、それだったら描けるかもしれないと思えたんです。

板東:お話をとても丁寧に描いていらっしゃるんだなということが伝わってきます。

ユヒコ:こいこさんが作家として、いろんな人に愛されているなと思うのが、漫画って嘘の感情を描くと読者は違和感を無意識に感じるんです。…読んでいてストレスを感じてしまうんです。こいこさんの描く漫画は、感情に嘘がないというか、すごくちゃんと観察して事実を描います。それが愛されている理由だなと編集者として思うんですけれど、こいこさん自身もそういうところは意識されていますか?あまり誇張しないように意識してる、というようなことをおっしゃっていますよね。

こやま:いきなり取材みたい…!そうですね。何かあったときに、あんまり大げさに描かないというか、んー…。けっこうそのまま描くということを心がけています。そのほうがおもしろくなったり誰かにちゃんと伝わったりするなという実感があるので…、そういう感じです。

板東:実際に描くという作業も、これを必ず使っています、とか、これを守っています、とかそういうことはありますか?

こやま:描くときはだいたいコピー用紙を使って描くようにしています。ちゃんとした紙もあるんですけど、コピー用紙のほうがなんとなくハードルが低くて、間違えてもいいし、何枚描いてもいいやという気持ちで、毎日描きつづけることができて、それがコツかなあと。

板東:こいこさんの作品の色合いは、こいこさんのお話にとてもよく合っていると感じるんですけれど、そのあたりで気をつけていらっしゃることはありますか?

こやま:気をつけていることというか… 次女ちゃんは毎日描いていたので、そのときの気分が影響します。コピックペン自体がかわいい色がたくさんあるので、そのなかから、いい色を選ぶという感じで塗っていました。

板東:ぴりこさんの性格というのは、こいこさんご自身の要素がどのくらい含まれているのでしょうか?

こやま:わたし自身のポジティブな面をぴりこに置いて…、ぴりこからネガティブな面を引くとわたし。わたしのネガティブさを入れないのがぴりこです。

ユヒコ:本当にすごくぴったりな表現だと思うんですけれど… こいこさんは本当に心配性で、きょうもすごく緊張していらして、1週間くらい前から、1ヶ月前からかな、それくらい緊張していらっしゃったりするんです。そういうところはぴりこと違うかなと思います。

こやま:ぴりこだったら呑気にかまえていそう。こういう性格だったらいいなというのをぴりこに託している感じです。

板東:しあわせになれるものを渡したいとおっしゃっていましたが…。

こやま:わたし自身が本を読むことがすごく好きで、とくに寝る前とか疲れているときに本をぱっと開いて、しあわせになれたりちょっとほっこりできるものが、今すごく自分自身も求めているんです。もし自分がつくるんだったら、誰かが読んで息抜きになったり、そういうものをつくりたいと思っています。

板東:こうしたトークイベントをこれまではされてこなかったんですよね。

ユヒコ:依頼はたくさんあったんですけれど、NGだったんです。

こやま:わたし自身、人前で話すことをずっと避けて生きてきたので… わたしの友達が(きょうこのようなトークイベントでたくさんの人の前で話しているのを)知ったら、ええぇー!?大丈夫!?って言うくらいのレベルだと思います。

板東:この図書館に最初に来ていただいたときの印象や感想は何かありますか?

こやま:(参加者のみなさんに向かって)この図書館にはみなさんよく来られるんですか?初めてのかたもいらっしゃるんですね。

わたしは初めて来たときに、すごく広くてきれいでたくさんの読みたい本があってお茶も飲んで…。

ユヒコ:絵も展示されていますよね。ミロコマチコさんの原画ですよね。

板東:そうなんです。ぜひ(参加者のみなさんも)ご覧になってください。せっかくなので、この図書館にいらしていただいたエピソードなどが、今後、作品のどこかで登場すると嬉しいです。

ユヒコ:こいこさんは図書館が好きですよね。

こやま:はい、図書館という存在が好きですね。

板東:こいこさんはいつもユヒコさんと一緒にお仕事をされていますが、ユヒコさんとのエピソードでご紹介いただけるものはありますか?

こやま:ユヒコさん… 楽しい思い出がたくさんあるんですけれど…。

ユヒコ:LINEスタンプの使いかたが上手だって褒められました。こいこさんのLINEスタンプをわたしもよく使っているんですけれど、そのスタンプづかいを笑

こやま:打ち合わせのときは、なんでもないことを話します。仕事にもつながらないような…、世間話でもないような、なんだろうなっていう話をするんですけれど、でもそれが最終的に自分が描きたい作品につながっていったりするので、その…友達でもない、知り合いでもない、編集者という立場である仲山さんに、すごく助けられています。

板東:こいこさんとユヒコさんはすてきな関係だなあ、と。おふたりで登壇される機会がなかなかないんじゃないかと思って、おふたりのことをきょうの参加者のみなさんに知っていただきたいと思いました。

板東:終了時間が迫ってきているので、まずは、こいこさんから、会場のみなさんにメッセージをひとこといただけますか。

こやま:きょうは貴重な休日の時間を遣って来ていただいて、本当にありがとうございます。すごくお会いできて嬉しいです。漫画も読んでいただいて、ありがとうございます。

[文/町田夕子(コルク)]

 

トークショーのあとは似顔絵を行いました!

 

いくつか当日の様子を写真で紹介します

こいこさん持参の『次女ちゃん』原画

 

似顔絵を待ってる間は
こいこさんのコピックペンを貸し出ししてお絵描き会♪

 

(※写真は掲載許可をいただいております)

 

好きな食べ物を伺って、Tシャツの柄にしたり、絵の中に登場させたり、
こいこさんが似顔絵を描いている間も
お話をすることができ、たくさんのファンの方とお会いすることができました。

来場者には缶バッチ3種類をランダムでひとつプレゼントしました

 

最後に、こいこさんからメッセージです!

 

最後までご覧いただきありがとうございました。
イベント開催本当に嬉しかったです。

こやまこいこ展など実施したい方は、
いつでもご相談ください!

ユヒコ

 

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